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15年以上の長期安定の条件
インプラントの代替療法としての長期安定をご提案
当院では、FMSの長期安定の目安をおおよそ15年以上に設定しています。インプラントの代替療法としてFMSを位置づけているからにはこのぐらいのハードルは必要です。しかし、15年以上も入れ歯が長持ちするには、いろいろな条件が伴わなければなりません。
それにはコウ歯(バネをかける歯)の健康度がカギを握ります。現実には、入れ歯の装着を必要とする患者さんのほぼ100%が、程度の差はあっても、すでに歯周病になっています。
長持ちする入れ歯にするには
(1)コウ歯の歯周病の「骨再生」
当院ではコウ歯の歯周病が「骨が再生する」ほど病状が改善することを目指します。幸いにも、当院に来院する患者さんは、大多数が歯周病を主訴(主な来院の動機)としていますので、患者さん自身も歯周病改善の自己努力を惜しみません。ちなみに、すでに歯周病で歯を抜かれている患者さんには、FMSの理論を応用した仮の入れ歯を装着して、治療を進めていきます。
(2)コウ歯の歯根の先の病変治癒
コウ歯の歯根の先に病変があれば、精度の良い根管治療をして病変を治癒させます。根管治療には、RET深田法を適用いたします。
(3)入れ歯からコウ歯に伝わるストレス軽減
入れ歯からコウ歯に伝わるストレスが歯周病を悪化させる不正な力にならないようにすることはもちろん、入れ歯から伝わる力がコウ歯を保護する役目を果たすよう設計しています。
これさえ守れば、美味しい食生活が待っています
以上のようにFMSが長持ちする理由は、まずコウ歯の病気を治すことに重点をおいている点です。そして、入れ歯の設計が精密であることです。また、患者さんの積極的な治療への参加が必要であることは欠かすことができません。先ほどお伝えしたように、重度の歯周病患者さんで、すでに歯が抜けている方から「ステーキやエビの天ぷら、トンカツが食べたい」という言葉をよく聞きます。その希望を達成するためにも、一緒に頑張りましょう。