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女性(52歳)

今から8年ほど前のことです。抜けてしまうのではないかと思うほど奥歯が動揺し、最初に受診した歯科医院では抜歯をしてインプラントにするしか治療法がないと畳み掛けるように言われました。しかし、同じ職場の2人がインプラントをした後で調子が悪くなり、外すのを目の当たりにしていたのでその言葉には懐疑的でした。

ちょうどそのとき、健康情報誌で深田先生の治療法を目にしましたが、こちらは本当に再生するのかという別の意味での疑問がありました。どちらも安くはない治療費を要しますが、歯を取り去るためなのか、残すためなのかを考えると自ずと結論は見えてくるように思います。
何より深田先生による丁寧な説明と患者に考える時間を与えてくださるところが信頼に結びつきました。

最初にていねいなブラッシング指導を受けました。先生のお力を借りて、患者自身が治すという意志を持たなければ結果が出ないと実感するのがこのときです。テレビなどで超音波やレーザーを用いて歯周病菌を短時間で死滅させる治療が紹介されていますが、ブラッシングを継続して行うことの重要性に触れているものは極めて少ないように思います。
ある程度炎症が治まってから行うルートプレーニングは、歯ぐきの底の方にある悪いものを先生の手で取り去るというもので、痛くないとは言えませんが歯根膜再生のために避けて通れない道です。

先生から治療に要する期間を聞かされたときは長いと感じましたが、その先の人生を考えるとほんの一時です。安くはない治療費を払ったのだからと人任せにしがちですが、歯周病治およびその後の維持は患者自身のブラッシングの継続、定期的なチェックあってこそ成し得るものです。
喉元過ぎればなんとやら、ブラッシングを疎かにして状態が後戻りするという経験もしました。今ではグラグラしていた頃を忘れてしまうほどにないますが、歯周病治療と維持に王道はないようです。ブラッシングの手抜き、疲労が重なった時とき、」など歯ぐきの些細な違和感が分かるようにもなりました。個人的に感じたのですが、口腔内の状態が良くないと精神面が不安定になるようです。

歯周病が心臓や脳などの血管系の疾患に悪影響を及ぼすと言われています。また、自分の歯で噛むことが認知症の予防になるという発表もあります。一本でも多く自分の歯を残し、口腔内を清潔に保つことが質の高いシニアライフに繋がるのではないでしょうか。


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