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推薦文
松本 修司 先生
鳥取県鳥取市開業 医療法人社団 松本歯科診療所
「私の担当歯科医師」
深田邦雄先生は、重度の虫歯にはRET深田法、重度の歯周病にはFメソッドという画期的歯牙救済法を開発・採用されています。
私は今から20年前の1993年(平成5年)に大阪大学歯学部同窓会館で「歯槽骨の再生を目指して」と題する深田先生の講演会に参加しました。それは私が鳥取で歯科診療を始めて10年目のことでした。それまで多くの講演会を受講しましたが、一言で言うと、どの講演とも異なる"ほんまもん"の講演会でした。それ以来、深田邦雄先生から歯科医療技術のご指導をいただくばかりでなく、人間の生き方や考え方、そして坐禅までさまざまな分野について教えてもらっています。
私は幸運にも、その深田邦雄先生に歯の根管治療をお願いしています。大阪の澤田歯科での出張診療の際に、深田先生が多くの患者さんの治療をされている現場に立ち会いました。歯科医としてFメソッドの実際を見学させていただきながら、同時に患者としてRET深田法を体感しています。
先生は一瞬にして、病状、治癒過程、すべてを見抜く力をお持ちです。すべてを見透かすというか、治癒像がはっきり見えるのです。従って、治療操作には全く無駄がなく的確です。さらに、手技は精緻で余計な力が全く入ってないので患者はほとんどストレスを感じません。先生の頭の中に鮮明に捉えられている治癒像に向かって隙間なく、淡々と一歩一歩近づいていかれます。芸術的という表現がぴったりです。そういうアプローチの結果として"奇跡"と表現される症例が多々現れるのだと思います。
去る9月1日もそうでした。私以外の患者さんの治療を見学できました。その折、初診時のレントゲン写真と歯列の石膏模型を見せてもらいました。重度の歯周病で歯槽骨が全くと言っていいほど消失している脱落寸前の歯がありました。約4年間通院されていらっしゃる患者さんです。そして、その日の型取り模型を見ると、なんとその歯がちゃんと残っていて、立派に機能しているのです。当日撮影したレントゲン写真では見事に歯槽骨が再生しており、その歯を指で触らせていただいて力を加えてもびくともしません。一般常識を遥かに超えた治癒像でした。Fメソッドは歯槽骨が再生する驚異の歯周病治療であることを思い知らされました。
澤田 龍志 先生
大阪府大阪市開業 澤田歯科医院
「ワラをもすがる気持ち」
大学病院や歯周病専門医と言われるところで、無情にも全歯抜歯及び総義歯の宣告を受け、お先真っ暗になって、どん底につき落とされた重症歯周病の患者さんが「盲亀浮木(もうきふぼく)」、ワラをもすがる気持ちで、片道2時間かけて当院にこられて、深田先生の治療を受けられた。そんな患者さんに深田先生は優しく手を差しのべられた。「大丈夫ですよ、抜かないで治療できますよ」。患者さんは半信半疑のまま、しかし、少し安堵した表情で初診の日は終わった。
それから月に一度の診療の度、先生は全身全霊、真剣勝負で臨まれる。治っていく過程で、患者さんの表情はどんどん明るくなっていく。噛めるようになっていくからだろう。目に力も宿り、肌に艶が出て笑顔がどんどん湧き出す。そして1年後、2年後、深田マジックで奇跡的に骨再生した歯のレントゲン写真を見て、共に患者さんと喜ばれる。
今も深田先生には月に一度、出張診療にお越しいただいている。まず驚くのは、凄まじいその集中力である。穴のあく程にレントゲン写真をご覧になったあとは、一気呵成、一心不乱に治癒のイメージに向かって治療される。それでありながら、あくまでソフトタッチ。壊れやすいデリケートな口の中を、そっとしなやかな指先で安全に注意深く触られる。患者さんがいかに快適に治療を受けられるかということも常に心をくだいておられる。
そして治療が終了すると、集中をほどかれ優しく親しみやすく、慈悲深い笑顔で患者さんを見送られる。
私も歯周病になれば、先生にすがりつこうと思う。間近でその凄さを拝見しているから。
沢田 明義 先生
大阪府大阪市開業 沢田歯科医院
「海を越え、賞賛されるRET深田法」
深田邦雄先生を最初に知ったのは、約20年前、大阪にある紀伊国屋書店で御著書『抜かずに治せる根管治療』を購入したことから始まります。
早速、RET研修会の窓口であるクリエーティブデンタルリサーチに受講を申し込み、RET深田法を学習することができました。受講後は何か面白いように重度の虫歯(根の先に膿の袋がある歯)が治せるようになりました。その経過を撮影したX線フィルムを財布に入れて持ち歩き、よく友人に自慢したものです。
RET深田法を実践しているのは確かに私ですが、この偉大なる治療法を開発して、私たちに教えてくれたのは紛れもなく深田先生であることをいつの間にか忘れかけていました。
時折、電話で忠告や叱責を受けることがあります。そのため、今でも、先生から電話があると心臓がドキッと脈打ちます。先生の言われていることは「技術に溺れて、良識ある市民の感性を忘れるな」ということだと、最近少しわかるようになりました。
RET深田法のすごさを間接的に知った出来事がありました。
ある時、アジア系外国人である患者さんの根管治療をしました。患歯は第二大臼歯(親知らずの前の歯)でした。その後、しばらくして、本人はカナダへ留学しました。そのカナダで、当該歯の隣の親知らずが炎症を起こし、歯科大学病院を訪れ、X線写真を撮影しました。そのとき担当した歯科医(口腔外科医)がフィルムに映っていた第二大臼歯の根管治療の状態を診て驚いたそうです。そこで、根管治療の専門医らを20数人呼んで一緒にX線写真を'鑑賞'し、一同'私'の治療を賞賛したとのこと。
RET深田法は海外でも賞賛される素晴らしい治療法であることを思い知らされました。
今度、その患者さんが帰国した折、深田先生の名著『RET症例集』を渡すつもりです。
牧 憲久 先生
岡山県岡山市開業 まき歯科クリニック
「深田先生の出張診療を振り返る」
私が院長を務める、まき歯科クリニックに深田先生が出張診療に来ていただいて、7年目を迎えています。遠い岡山まで何度も足を運んでいただき、御教授いただいています。たいへんお忙しい中、感謝に耐えません。
先生が出張治療に来てくださってからというもの、我々が大学時代に習った歯科の常識では保存困難(抜歯を余儀なくされる)と判断される歯がどんどん骨の再生を起こしています。骨が再生されるということで、歯が抜ける心配がなくなります。
私は大学を卒業後、予防歯科の医局に入りました。これは、できるだけ歯を残したい、抜きたくないという想いからでした。しかし現実に、重度の歯周病の歯は、ブラブラでただあるだけ、あっても噛めない状況の患者さんが多々いました。正直、自分の将来に暗雲がたちこめていました。
深田先生の研修会ではすでに聞いていたのですが、実際当院でも、どんどん重度の歯周病や重度のむし歯が良くなっていくのを目撃し、それが本当なのだと感動を受けました。しっかりと噛めて、歯に関しての心配がなくなった患者さんを診るにつけ、歯科医の仕事の素晴らしさを感じています。
歯の根の治療(根管治療)、重度の歯周病に対する処置、かぶせ治療、歯のないところに噛み合わせを作る金属床(FMSといいます)の精度の高さ、細かいこだわり、噛み合わせを診るポイント、全体を観る目等々、常に驚嘆しています。岡山に出張診療に来ていただき、毎回、新しい気付きをいただいています。刺激もたいへん受けています。
歯科診療のみではなく歯科医師としての人格、人間としてこれからの生きる指針も与えていただいています。本当にいい出会いに感謝しています。
鶴田 仁 先生
愛知県岡崎市開業 鶴田歯科医院
「治るカタチ」
深田邦雄先生のセミナーを受講させていただき早いもので15年、出張診療にお越しいただくようになってもうすぐ5年になります。
深田先生の治療を間近で見学させていただき感じるのは、とてもていねいに患者さんの歯を「治るカタチ」にするということです。FメソッドにおけるRPC(ルートプレーニング)での歯根面の掃除はもちろんのこと、支台歯形成(※歯にかぶせ物を入れるための形に整えること)においてもそれはまったく同じです。最終的な入れ歯の設計を見越して明確にかぶせ物をイメージした支台歯形態へと、正確にそして素早く整えられます。
深田先生の治療のところどころに見られるていねいな手作業で歯を「治癒するカタチ」にするという技術の基礎は、きっと根管治療のRET深田法の中にあると思います。肉眼では直接見られない根の先端の内面形成を研ぎすまされた手指の感覚で仕上げていく。その匠の技の中にF・メソッドのエッセンスのすべてが含まれていると感じます。面をなめらかに仕上げることへのこだわりが歯周治療の歯根面の処理、支台歯形成の形成面の精度に表されています。
保険治療の臨床の中で根管治療を含む基本的な保存治療に、時間や手間などのコストを割くことははなかなか簡単ではなく、おのずと不採算部分がやむをえず犠牲になりがちです。ついつい「こうすれば簡単!」とか「これが早い!」などというキャッチコピーに心惹かれます。
世間の流れも経営の健全化のために自費治療の導入の重要性が言われますが、多くの場合それはインプラントや、審美治療のことを指します。しかしながら、患者さんの口の中を安定して、噛める状態に治療する際、まず基本的な保存治療(抜かずに歯を残す治療)のレベルを上げることが最も重要であることは明らかです。そのことを患者さんに実感できるレベルに高め、その価値を理解していただき、見合ったチャージを負担していただく。こう考えれば当たり前のことが、私にはあまりにハードルが高かったのです。しかし、その実践を深田先生の出張診療で体験させていただいております。
最後になりますが、深田先生の経営コンサルタントとしての手腕の一流ぶりにも触れたいと思います。先生は講演会においても常々「臨学経三位一体」の重要性に触れています。いかに良い治療をしようともそれで経営がダメになるようでは継続が不可能となります。それは医療をする者として大きな片手落ちです。学術的な裏付けに基づいた高いレベルの治療を行いながら、医院の継続可能な健全経営を図る。
先進国の中で、類を見ないほど厳しい経営環境に置かれている日本の歯科医療では、深田先生の経営理念は、今後、注目される究極のモデルではないかと考えます。